既読無視の心理 | なぜ無視されると悲しいのかを理解しよう
こんにちは、文通アプリ「レイター」の開発者です。
「既読無視」という言葉が使われるようになり、もう10年以上経ちました。
そもそもはLINEの普及により、LINEの機能の一つであった「既読」が良くも悪くも「既読無視」という文化を作っていたと記憶しています。
この記事では「既読無視をされるとなぜ悲しい気持ちになるのか」について、複数の切り口で深掘りをしてみようと思います。
既読無視を悲しく感じるメカニズムを理解することで、その悲しさへの対処が少しできるようになるかもしれません。
既読無視とは
既読無視とは、メッセージを読んだにも関わらず、意図的に返信をしない行為を指します。
既読無視はLINEなどにある、メッセージを確認したことを送信した人に知らせる「既読」機能によって明らかになります。
既読無視は、コミュニケーションの断絶や関係性の悪化を招くことがあり、少なくない人々にとってストレスの原因となっています。
既読無視が悲しく感じる理由
社会的な承認と受容が満たされないから
人間は社会的な生き物であり、他者からの承認や受容を求める傾向があります。
既読無視は、この基本的な欲求が満たされていないと感じさせるため、悲しみや不安を引き起こすことがあります。
例えば、あなたが大切な友人に長いメッセージを送ったが、数日経っても返信がない場合、自分がその友人にとって重要でないと感じるかもしれません。
このように、既読無視は単なる沈黙以上の意味を持ち、受け取る側の心理に深い影響を与えるのです。
自尊心を傷つけるから
既読無視は、受け取る側の自尊心を傷つける可能性があります。
メッセージが無視されることで、自分の価値を疑うようになり、自己評価が低下することがあります。
たとえば、仕事関連のメッセージが既読無視された場合、その人は自分の仕事が評価されていないと感じ、職場での自信を失うかもしれません。
このような経験は、特に自尊心が低い人にとって深刻な影響を与える可能性があります。
自尊心の低い人は、否定的なフィードバックを過剰に受け取りやすく、既読無視はそのような感情をさらに強化する可能性があるのです。
SNSとの相乗効果
SNSの普及により、私たちは常に他人と自分を比較するようになりました。
たとえば、Instagramで友人が投稿に「いいね」をつけているのに、自分の投稿には反応がない場合、その人は自分が友人に比べて価値が低いと感じるかもしれません。
さらに、自分のメッセージが既読無視されている状況であれば、なおさらその友人にとっての自分の価値が低いことを認識させられるでしょう。
既読無視に対する心構え
既読無視に対処するためには、まず自分の感情を認識し、受け入れることが重要です。
たとえば、友人からの既読無視によって傷ついたと感じた場合、その感情を否定せずに受け入れることが第一歩です。
また、自分の価値を他者の反応に依存させないように意識することも大切です。
これを実践するには、自己肯定感を高める活動に取り組むことが有効です。
たとえば、趣味やスポーツなど、自分が楽しめる活動に時間を割くことで、自分自身の価値を内面から見出すことができます。
自己価値を内面から見出すことで、外部からの承認に振り回されることが少なくなります。
まとめ
既読無視は、私たちのコミュニケーションにおいて避けられない現象かもしれません。
しかし、その背後にある心理を理解することで、より健全な人間関係を築くことができます。
自己理解を深め心構えをすることで、既読無視によるストレスを軽減しポジティブな人間関係を築くことができるでしょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
なつ
文通アプリ「レイター」の開発と運営。普段はITエンジニアや会社経営をしています。SNSやそれを取り巻く文化が好きで、メジャーなSNSからマイナーなSNSまで様々なアプリを自分で使って試しています。